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#139 長生きしよう


この週末は仕事関連の学会参加などで、
群馬時代の友達と4年ぶりに会うことができました。
私は今の職に就く前に少し回り道をしているもので、
同級生達とは3歳違うんですが、18歳で出会った友がもう今年40歳ということを聞いて。

何というか、しみじみと時の流れの早さというか、
なんやかんやと色々な経験を積んできているのだな、ということに感慨深くなりました。
もう最近ではちょっとやそっとのことではあまり動じなくなっている(仕事関連で)、
ということで意見が一致しました。笑
それだけ経験を積んできた、と言えば聞こえはいいのですが、
結局のところ患者に接する姿勢とかは新人1年目の頃と変わらないつもりでも、
後輩も増えていく中で「自分がしっかりしないとダメじゃね?」ということが一番に理由かと。苦笑
ただ、まだまだ分からないことだらけ。
医学は日進月歩ですし、分野も様々ですからね…勉強あるのみ、と。

↑↑↑
とまぁ、何か偉そうなこと書いていますが、あまり行動に伴っていないというのが悲しい。
「隙あらば専業主婦になりたい…」と密かに思っているということは夫には内緒です●爆


ということで、ワタクシの愛してやまない槇原敬之氏ですが、
ただ今絶賛全国ツアー中です。
残り8公演ですか???(早っ)
7月13日の東京国際フォーラム行きのチケットは未だ手元に有らずな状態ではありますが、
本気でフォーラム界隈巡りに東京へ行こうかな、と考えております。爆
雰囲気と音漏れ(笑)を味わうだけでも、参加した気分になれそうです…
追い出されてしまうのかしら●苦笑
不審者扱いで通報されかねないですが…爆
フォーラム入場できない組でオフ会とか企画したらどのくらいの人数が集まるのかな?

あ、ダメだ私 人見知りの恥ずかしがり屋さんのコミュ糞だから無理か103.png(どの口が言ってる●)

地道にマキハラ先生の布教活動に勤しみます…

本日の「槇原敬之のこの曲を聴いてくれ」ですが、
前回の「ひまわり」回で、非常に頭を使い過ぎたもので、
今回はそんなに難しくない曲がいいんだよー--!と駄々をこねた子供みたいになりました。笑

ということで、聴いていてスっと頭に入ってくる曲を探しておりまして。
(え?マキハラ先生の曲にそんな曲が存在するんか?苦笑)
6月も終わりを迎えますので時期的にもこの曲かな(理由はのちほど説明しますが)と…






『長生きしよう』
 作詞作曲編曲:槇原敬之

2001年11月21日発売通算11枚目のアルバム「Home Sweet Home」に収録されております。
この曲はタイトルそのままダイレクトな歌詞のバラードです。
ちなみに、このアルバム自体は復帰後3部作と呼ばれているうちの2枚目にあたるものです。
このアルバムを引っ提げての全国ツアーも開始されました。

アルバムタイトルそのままで、帰るべき場所といった温かみのある1枚となっています。
名曲「桃」も収録されているアルバムです。


この曲を一言で表すならば「槇原敬之の優しさ518%詰まった1曲」。。。
心理的なコンディションや、時期的に重なっていたりすると泣いちゃう1曲です。
マジで槇原敬之氏、
この世にある全ての「優しさ」を一つにギュっとまとめたようなそんなイメージ。


まずはいつものように歌詞を引用します。



真夜中に目が覚めた
月あかりは横向きの
君の寝顔を照らして
あまりにも青白くて
冷たそうに見えて
息もしてないように見えて

「もし君が死んだら」あるわけもない事だと
今までは思いもしなかったのに

君を見ていたら涙が
あふれて あふれて 止まらなくなる
馬鹿みたいだと 自分で笑いながら
それでもまだ涙が
あふれて あふれて 止まらなくなる
頼むから一緒に 長生きしよう



真夜中の街を
走り抜けるサイレン
君の寝息を確かめた

愛しいと思う気持ちが 僕の心の目を覚ました
あたり前にあるものなど何もないと

君を見ていたら涙が 
あふれて あふれて 止まらなくなる
自分ではどうする事も
出来ない事があると 1つ1つ感じるたび
祈るという言葉の 意味を知って行く



君を見ていたら涙が
あふれて あふれて 止まらなくなる
馬鹿みたいだと 自分で笑いながら
それでもまだ涙が
あふれて あふれて 止まらなくなる
これからも一緒に 生きて行こう




うわあぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁっぁぁぁっぁ~ん!
マキハラ先生ー--!!!涙涙涙

聴いてるこっちが「涙があふれてあふれて止まらない」です。

今日は解説いらんよね?
それくらい、ストレートな歌詞。
マキハラ先生の想いがビシビシ伝わってきます。

メロディはバラード。

イントロが、電話の通話が切れた音から始まるんですよね…
「ツー、ツー、ツー」ってやつです。
携帯/スマホ世代の若者にとってはいまいちピンとこない音なんでしょうかね?
携帯電話って、切れてもこの音しませんもんね?
自宅に固定電話があれば、何となく分かるかもしれませんが…

何というか、この「ツー、ツー、ツー」音(正式名称が分かりませぬ●苦笑)て、
自分が先に電話を切ってしまったら聴けない音ですよね。
もしくは、これから電話をかけようとする際に受話器を取ると聞こえる音って
「ツー、ツー」ではなく「ツー――――」でしたよね?

その音を、この曲のイントロに持ってきた意味。
ちなみに、最後にもこの音が入って終わるんですよね。
あとは、直接的な音ではないですが、途中間奏部でも、
この電話の音に似たような機械音?のようなものが挿入されています。
歌詞を読むと、特に「電話」というキーワードは登場しないですし、
全体の歌詞を見てもあまり関連のないようにも思えます。。。


ではなぜ???


マキハラ先生!!難解です●(せっかくスムーズにいけると思ったなのに…苦笑)

ちょっと考えたんですけどね。
マキハラ先生って、デビューしてから32年間。
時代の変遷と共に歌詞も時代に合わせて変化してきていますよね?
最近の曲では「スマホ」という語彙が出てきたりしています。

でも、初期の90年代のマキハラ先生の曲の中には「電話」というキーワード、、、
何気に登場しますよね?
携帯電話ではなく、固定電話だったり公衆電話だったり。
とりあえずファソ●な私でもすぐに思いつくのは、
「CALLIN’」「遠く遠く」「雷が鳴る前に」「CLOSE TO YOU」「NG」
「僕の彼女はウェイトレス」「雪に願いを」「HOME WORK」…
まだまだありますね”電話”が登場の名曲たち。

ちなみに、前述した曲達は主に90年代前半のものです。

携帯電話やスマホではなく、(恐らく)固定電話、もしくは公衆電話。
結構な頻度で登場するんですよね。


なので、ここからは完全なる私の推測です。
マキハラ先生は、直接相手に話す、ということも大事にしていると同時に。
さらに相手の言葉に全身全霊で耳を傾けなければならない「電話」(通話)を
通すことで、「想いを受け渡す」ということを非常に大切にしているのかなぁ、なんて。
それか「直接、面と向かって話せないようなことでもライン(この場合は電話のラインです)
を通してコミュニケーションを取ることに重きを置いている」のかしら?なんて思えます。
物理的な距離があっても、”心の距離”が近いということを表現するための。

この「長生きしよう」のイントロと最後の「ツー、ツー」音ですが、
電話が切れた音ですよね。
歌詞を読むと、隣で寝ている君の横顔を見ている僕、なんですが。
物理的な距離は非常に近いところにありますが…
実はこれまでは「心の距離」があったのではないのか?等とも思えます。
通話終了の「ツーツー」音は、相手が電話を切った後に残る音。いわば一方通行の音。
それを聴いているのは、僕なのか君なのか…
これまでの僕自身の君に対する態度や、言動を振り返りながら…

この曲は、
「君が大切である」ということを再認識する曲なんですよね。
これまでの自分が君に対して抱いていた想いを再度改める、という曲でもあります。

そのあたりを踏まえると、
この最初と最後の「ツーツー」音は、今まで一方通行な想いを抱かせて申し訳ない、
というような僕の想いも含まれているような気もするんですよね。
考えすぎなんでしょうかね?マキハラ先生は何の気なしに曲作りをするような人ではないと思うんですよね。
曲の細部に渡って何かしらの意味が込められていると思っているんですけどね。



だって槇原敬之天才だからっ!!



ということで、この最初と最後の「ツーツー」音に関しても、
色々な解釈があるような気がしますので、ご意見求ム(結局こうなる●苦笑)


肝心の歌詞ですが、、、
最初にも書きましたが、解説など無用!な気はするのですが…

特に2コーラスBメロ。

愛しいと思う気持ちが 僕の心の目を覚ました
あたり前にあるものなど何もないと

最高ですよね?
こう感じたキッカケが何であれ、僕は気付いたわけですよね。

君がそばにいてくれること
君が隣で眠ってくれていること
君が生きていてくれていること

それまでの僕は「アタリマエ」のように思っていた。
でもそれは違う、ということに気付かされた。
歌の主人公僕の気付きですよね、いつもの…

その事実に気付き、そして感謝する。
横で寝ている君の顔を見ながら涙があふれてくる。

そんなことは「相手を想っていなければ」成立しないことなんですよね。
これからも ”長生きしてね”ではなくて、”一緒に”長生きしてね…なんですよね。
君にはこれからも生きていて欲しい、そしてその隣には一緒に僕がいる人生であってほしい。

プロポーズじゃね?

しかも究極のやつです。
籍を入れてくれ、とか結婚してくださいとか、
そういう形式だったことも時には必要なこともあります。
ただ、、、「ずっと一緒に生きていてほしい」という僕の想い…深いよ~(涙)


そして2コーラスサビの最後


自分ではどうする事も
出来ない事があると 1つ1つ感じるたび
祈るという言葉の 意味を知って行く


もうマキハラ先生最高です。
というか、この部分の歌詞は本当にマキハラ節というか「THE槇原敬之」っぽい感じ。

この世の中、理不尽なことやどうにもこうにも腑に落ちないことって多いと思います。
自分の不甲斐なさに辟易したりと…
人はどうすることもできない時はただただ祈りを捧げるのだろうな、と思うのです。
「明日天気になるよう祈るわ」とか
「テストで100点取れるように祈ってる」とか
「受験に合格できるようにひたすら祈る」とか
日常茶飯事的に人は「祈る」行為をすると思うんです。
でも、それが全く異なる意味というわけではなく、

「祈る」という言葉の意味を知って行く、、、って。




深くないですか?!




私は無宗教ですが、
宗教によっては「祈りを捧げる」という想いって、すごく意味のあることだったりしますよね。
「神様仏様仙人様」(?!)じゃないですけどね…


この曲は、一つの槇原敬之の祈りの1曲でもあるんですよね。
そこに優しさ518%加わって…あまり重苦しくない仕上がりにもなっている。



「長生きしてほしい」って、誰もが思いますよね。
その人のことを「本当に大切に思っていなければ」そうは思いませんもんね。
これまでの考えを改める何かキッカケがあった僕、なんでしょうけど。



人間は生まれながらに「死に向かって」生きているんですよね。
一見矛盾しているような感覚さえもありますけど。
当然のことながら「死」は避けられないです。
自分だって、明日どうなっているか分からないのです。
年齢でくくることだってできないですしね。

自分の大切な人には「長生きしてほしい」そして、
それを向けられた人も自分に対して「あなたこそどうか長生きしてね」って思っていると思うんです。

いつかくる最期の時が、どうなるかなんて誰にも分からないですよね。
でも、その大切な人達の「最期の時」って、
人間誰しもいつかは必ず…とは頭では分かっていても、受け入れられないですよね。
静かにゆっくりと時が解決してくれるのかなぁ、って思えます。
身内や家族の死を乗り越えなければならない時はいつか絶対に来るんですよね。

本日最初の方に書きましたが、「この時期だから特に」と言ってこの曲を今日は選びました。

少し湿っぽい話になってしまいますが、少し綴ります。
もうすぐ私の親友の命日です。
(過去記事にも書いてありますね:2017年7月7日記事)
その親友とは、今の職業に就くための学校時代に知り合い、急速に仲良くなりました。
一緒に過ごした日々は8年、たった8年なんですけどね。。。
もう亡くなって5年が経とうとしているんですが。
私はまだ彼女の死を受け入れられないのです。
いや、受け入れてはいるんです、たぶん。
昨日、4年ぶりに群馬時代の友人と会う機会があって、その親友の話もしました。

「私さ、まだどこかで〇〇は生きてるような気がするんだよね」

って、自然と口にした自分に驚いたのです。
8年間、群馬県で過ごした私はその後新潟に戻りました。
その後も連絡は欠かさず、長電話もよくしたものです。
彼女の携帯番号は、まだ私の電話帳に残っていて…電話をかければ通じるような気さえします。

確かに会う頻度は減ったけども、
心では繋がっているんだと思っていた矢先の訃報でした。

何というか、「生きていて欲しい」と願うことって、
相手に対する【究極の愛のカタチ】のような気もするんですよね。
そこに存在してくれているだけで、その人にとってはかけがえのないパワーになるんですよね。
その親友は私の中ではこれからもずっと”生き続けてくれている”存在であり、
私はそう思うたびに、彼女の存在をより身近に感じることができるんですよね…
直接会って話すことや、電話で声を聴くことはもうできないけど、
心がより近く繋がっている感、これは強いんだよねぇ、って思います。
それが例え私の独りよがりだったとしても。



長生きしよう、と歌うマキハラ先生。
「どうか長生きしてほしい」と祈る相手がいる幸せを噛みしめながら、


どうかどうか、マキハラ先生も長生きしてくださいね、、、
と心から祈る今日なのです。












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by momost9520 | 2022-06-26 15:20 | 槇原敬之のこの曲を聴いてくれ | Comments(0)

日記というより月記状態ではありますが、ただ日々感じることをつらつらと綴っております。もはや誰のファンなんですか?と忘れられがちですが槇原敬之さんを愛してやまないアラフォー主婦(腐)の戯言です・・・


by たんぽぽ毛
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