新型コロナウィルス(COVID-19)の影響で、
今年は色々と歌手の方々、ライブやイベントを自粛せざるを得ない状況ですが。
ワタクシの愛してやまない槇原敬之氏も今年30周年でしたが…
あれ?ちなみに、2月のマキハラ先生逮捕のエピソードに関しては、、、
夢だったか?●
と、たまに思ってしまうのです。爆
不謹慎ではありますが、もし逮捕されていなかった状況をよく考えます。
どちらにしても、30周年ツアーは開催に至らなかったのかもしれない?などと、
考えてしまうわけです。えぇ、不謹慎で申し訳ありません。
私は、こんな感じではありますが、
一応医療従事者の端くれでございます●●●
ただ、医師や看護師と比べると最前線より少し手前の段階ではあるんですけども。
ちなみに、私の職種の今年度の学会は6月で茨城県つくばで開催予定でしたが中止。
この状況がいつまで続くかは誰も知り得ないことなんですが、
はやいところ、何も気にせずに外を出歩けるようになればいいなぁ、と…
超インドア派の私でもそう思う、今日この頃です●
そんな中、私は私のできることをせっせこやっていこうと思います。
そんなわけで「槇原敬之のこの曲を聴いてくれ」です。
本日は、『林檎の花』
2011年3月11日発売の、通算41枚目のシングル曲です。
ディスク発売は上記ですが、前年2010年12月8日からは配信スタートしております。
JR東日本の東北新幹線「新青森駅」開業キャンペーン「MY FIRST AOMORI」タイアップ曲。
マキハラ先生がキャンペーンのために書下ろした1曲です。。。
あの頃、よく流れておりましたよね。
実際に東北新幹線が全線開業し、
「新青森駅」が開通したのは2010年12月4日。
そして、そのキャンペーン曲としてこの「林檎の花」のCDがリリースされたのが、
奇しくも東北地方が被災した、東日本大震災が発生した、3月11日その日でした。
何とも言えない気持ちになります。。。
静かでキレイなバラード曲です。
姿勢を正しながら、粛々と聴き入ってしまいます。
透明度の底なし感がすごいです。
いやもうね… この曲ね… 良すぎるっ!!
オオカミ少年ならぬ、オオカミおばさんのように毎回同じようなことを言っております●
でもさー、それぞれの曲が素晴らしすぎるんだよー
これはもうしょうがないよねー
何でこんなに毎回毎回、名曲ばっかり作るんだろう、イヤになってくるわ●
ていうか、「名曲しか作れない」のかな?そうだな、きっとそうだ。
この「林檎の花」は、たんぽぽ毛のマッキーBEST20にはランクインしますよ。
(いつの間にかシレッとBEST10から20に変わっているし●汗)
マキハラマニアの人々の中では、
この曲が神曲であるということは周知の事実と思われます。
ただ、シングル曲ですが世間の認知度は恐らくそれほど高くはないのです●
ちょっと通りがかったマキハラ先生ファンではないアナタ!!そうアナタ!!
ぜひ聴いて!!
頼むから、本当に聴いてくれ(もはや強制です●)
騙されたと思って聴いて欲しい、本当に。
新青森駅開業のキャンペーン曲ですので、
青森県の名産「林檎」をメインとしておりますが、、、
この歌詞の素晴らしさと言ったらないです、奥様!!
ちょっと複雑ですよね。
私が勝手に思っているだけかもしれませんが。
歌は「僕」目線で歌われているのです。
ただ、この曲に登場してくる人物はあと3人いるんですよね。
僕→君→あの子(彼女)→彼
この恋のベクトルは非常に複雑なものとなっております。
恐らく、、、僕は君を思っている。
そして君はあの子のことが好きなんだと思う。
でも、あの子は別に思う彼がいる、、、
何ですか?四角にもなり得ない、ひたすらやじるしが続いていくんですかね?
この君に関しては、女性の可能性も考えましたが、
僕から目線で「あの子」と表現しているので、、、恐らく「君」は男性。
そして、君はあの子のことが好きだが、あの子にも思い人(彼)がいる。
あの子のことをとても大事に思っている君、のことを見ている僕。
僕、という表現ではありますが、
実は林檎の花からの目線かもしれない、という可能性も残しつつの。
見守っている感が半端ないのでございます。
2コーラス目途中で出てくる歌詞
誰かを思う気持ちで 僕らは生きているんだ
この曲はこれに尽きると思います。。。
あとは「林檎の花」の使い方!!使い方っていうと何だか事務的でアレですが●
5月の空の青と萌える緑の間に
薄紅色の小さな林檎の花が咲いている
この歌い出しは1コーラス目、2コーラス共に同様です。
1番では、
この5月の季節感を出しながら「見守っている」様子が全面に。
2番では、
「恋と愛はまるで違う」「林檎とその花みたいに」と続き、
実際の関係性を少し表しております。
その後に
相手を想う気持ちだけが 恋を愛に育てる
とあります。
そして先ほども書きました
誰かを思う気持ちで 僕らは生きているんだ
決して自己犠牲ではなく、
相手のことをどれだけ大切に思っているかが伝わってきます。
最後Cメロ(大サビ)、
君はあのこのことが 本当に好きなんだろう
自分の事よりもずっと 大事に思えるほど
誰かを思う気持ちで 僕らは生きているんだ
あのこの隣じゃなくても本当に 嬉しそうな君の頬は
林檎の花と同じ薄紅色
誰かを想う気持ちでいつか愛が実る
最後に、君の頬=林檎の花と同じ薄紅色 で、繋がりましたね。
・・・。
え?天才なのかな???
ヤラレター、って感じです。
いつも言いますが、本日も言います。
何でこんな歌詞が書けるんだろう?
槇原敬之天才説、どこかで検証してくれないだろうか。
天才ではなく、仙人だった!というオチでもいいからさ●爆
もう歌詞もそうなんですが、メロディや声、
もう全てが優しい、優しいんだよ、マッキー!!
この歌のテーマとなっている
「誰かを想う気持ちで 僕らは生きている」
最後に、「誰かを想う気持ちでいつか愛が実る」
というのは、そんな誰かのことを大切に思っている君に対して、
そんな君を思っている僕の願いですよね。。。
そんな君にも、いつか大切に思ってくれる誰かが現れて、そして愛へ。
それが自分自身じゃなくても構わないという思いも含まれているような気がしますよね。
この歌の中には、決して自分よがりの思いの人物は登場しなくて、
ひたすら、誰かが誰かを想っていて、
それが一方通行でも卑屈になることなく、そんな相手のことを大切に思っている。
先にも書きましたが、やじるしがどんどん繋がっていくような感じ。
でも最後には、そのやじるしが繋がって、自分に返ってくる…
そしていつか愛が実るよ、、、と最後に優しく問いかけます。
もうこの曲は100%の優しさ で出来ております!!
どこを切り取っても泣けてくるほどに。
それはこの曲の作者、槇原敬之をも表現しているのだと信じたい。
歌詞の素晴らしさもそうですが、
メロディ、そして「声」。。。
この透明感何!?
歌い出しが5月から始まりますが、新緑の季節の爽快感。
曲全体を通して、メロディにも声にも透明感がありすごく心地よい。
それなのに、自然と涙が溢れる感じがたまらないのよ。
こりゃ、マキハラ先生にしか作れないし歌えないわ、本当に。
槇原敬之ベストセレクションを知り合いに作成する際は、絶対選出の1曲。
まだ聴いたことのないファンでない方、ぜひとも!!